新入・進級おめでとう

子育てをともに考えるニュースレター

            て・くむ          
 2006年 4月号         
 (te cum: ラテン語「あなたとともに」の意)
                                                             愛された子どもは愛することができるおとなになる    
                             海の星カトリック幼稚園 
                              園長  神馬  久美
     

 
              4月の聖句

  愛する者は皆 神から生まれ 神を知っています。
          〔ヨハネの手紙Ⅰ4章:7節〕                                                        
 はじめて、生まれたばかりの我が子を自分の腕の仲に抱いたときのことを母親は忘れることはないでしょう。こんな不思議なものが自分の体から生まれたこと、こんな小さな細い指の先にまできちんとかわいいつめが生えていること、忘れずに神様はこの子にまつげまでくださった、なんと、顔を真っ赤にして泣くことができる、そうかと思うと今度はすやすや眠ってにっこり笑う。いくら眺めても飽きないほど、それはそれはかわいくて、精巧で、とにかく不思議で・・・、無条件にかわいいのです。どの子もみな、神様の愛によって生まれてきた、そう信じない訳にはいきません。眠りながら赤ちゃんが微笑むと、「あっ、また、天使がこの子にキスをした。」と言います。幼稚園でも、「子どもは神様を知っているのだ!」と感心させられることがたびたびあります。
 新しい生活のリズムが整うまで、てんやわんやの日々。腕白や喧嘩、心配の種は尽きず、気が付くとお母さんはくたくたになって子どもに当り散らしていたということも起こるでしょう。お子さんがやっと眠ったら数分間、じっと寝顔を見てあげてはどうでしょうか。初めて抱っこしたときの感動を思い出して、ほおずりしてみたくなりませんか。神様の愛がじんわり伝わってくるでしょう。
 今年も、「て・くむ」で、すこしほっこりした時間を持っていただければ幸いです。

               すてきなようちえん                                    ♬
                       ♪                              (園で見かけたすてきなできごとをご紹介します。)

★ 始業式の始まるまでのあそび時間、久しぶりに幼稚園に来て、子どもたちは思いっきり体を動かし始めました。お庭に出たあかり先生のところにすみれのA君が走り寄って来ました。何が起こったのかなと見ていると、なんと、あかり先生の髪に大輪の桜が一輪。A君が背伸びをして挿してあげていたのです。やさしいAくん、いいとこあるね。ふと、見回すと、「さくらひめ」に変身した(髪に桜をつけた)女の子が数名走ってきました。今年の桜は3月23日から中庭で咲き始め、ほんとに長くたのしませてくれました。
★ 散った桜を見て、hちゃんの声です。「せんせい、みて。さくらのざぶとんがいっぱいだよ。」
★ yちゃんのお気に入りは「絵本コーナー」の「どうぶつランド」。「おかたづけ」の時間がきたら、てきぱき本を片付けました。「じゃ、先生がたたんでおくね。」と、折りたたみの畳に手をかけると、「だいじょうぶ。自分でできるから。」と言ってお友達と二人できれいにしまってくれました。さすが、ばらさんになったyちゃんです。
★ 新入のゆりぐみさんはめきめき成長中。朝は泣いていたrくん、帰りには、「きょうは、ありがと。」と言って靴を履きました。2日目、おゆうぎ室に入るともう泣く子はいなくなり、みんな機嫌よく遊びびました。おかたづけも上手です。

☆ 5月19日(金)保護者のための講演会は浜崎神父様です。卒園生、トトロン会員の保護者の方もぜひご参加ください。

               教会だより

 4月16日(日)は復活祭、イースターです。 十字架にかけられて処刑されたキリストが3日後によみがえったことを祝うお祭りであるとともに、冬眠していた動物たちが動き始め、草花が芽を出し咲き始めるすばらしい春の到来を喜ぶお祭りです。イースターの日は満月の日に関係して毎年変わります。イースターの前にウサギがイースターエッグを持ってくるという言い伝えがあります。

           『海の星』のとりくみ 2006

    ☆環 境 (清掃) 

            きんようびは きれいにするday !
            毎週金曜日はお帰りの準備の前にクラスで
            10分程度おそうじをする。
            (クラスの目標がそれぞれあります。)

    ☆読 み 聞 か せ

             読み聞かせの記録をとる。
             おすすめの絵本を掲示して紹介する。               

     ☆園 芸

             花や野菜の栽培を体験することで
             命のあるものの大切さを知り、
             愛情を持って育てよう。
             植付け、水遣り、草取り、収穫体験

     ☆食 育

            *季節の野菜を知る。
            *食べものの材料、原料を知る。
            *食べてみよう。(食材と調理法)
             収穫物を「いただきます!」

The biblical phrase of this month—Whoever loves is a child of God and knows God.(Mark 4: 30-32)
No mother can ever forget the moment when she first held her newly born child in her arms. “ What a wonder this little one, so tiny but so finely created, came out of my womb!” A perfect fingernail on each thin finger and even eyelashes God has given. This creature cries with all its might but smiles while sound asleep. It is so cute and marvelous that you never get tired of staring at. It certainly is true that every child comes out of God’s love. That is why we say, “An angel has kissed him(her)” every time the baby smiles while sleeping. We are so often much impressed to see how small children know God.
Why don’t you spare a few minutes to watch the sleeping face of your child every night. No matter how you much you are exhausted, you will be able to feel God’s love in his(her) warm cheeks.
Sutekina Yochien
* A-kun rushed to Akari sensei. After a moment there was a beautiful cherry blossom on her hair. There followed a bunch of girls with cherry blossoms on their hair. We enjoyed the flower for a long time this year.
* y-chan likes to read books at the book corner surrounded by a small wall called “animal land”. When the time came, she put away the books and the wall quickly. I said, “I will put away this mattress.” She said, “No, I can manage myself,” and folded up the mattress so nicely.
* New comers “yuri” children are getting along very well. After crying a lot, r-kun said, “Thank you for everything today,” before going home. They were all happy, when they could play in the big playroom next day. No one was crying any more.
☞ A school picnic is scheduled on 16th of May when all the mothers are to participate with their children. It is going to be a good chance to get to know other mothers.
☞ Teachers visits at your homes are great experience for your children to feel intimacy with their teachers. We hope our communication will work effectively through the year. Write on “renraku-cho” or sign up for interview after class, any time.