なつやすみの前

子育てをともに考えるニュースレター 『て・くむ』

愛された子どもは愛することができるおとなになる    
海の星カトリック幼稚園 
510−0063四日市市十七軒町2-4 電話&ファクス:059−354−1726
2006年 7月号                                           園長  神馬  久美
   (te cum: ラテン語「あなたとともに」の意)                   http://www.cty-net.ne.jp/~umi-hoshi/ 

7月の聖句隣人を自分のように愛しなさい。                      〔ルカによる福音 10章 27節〕
                   
わかりやすく言うなら、「相手の立場に立って、本当に相手がしてほしいことをしなさい。」ということでしょうか。「自分だったらどうだろう。」と考えるのはなかなか難しいものです。幼い子は、特にそうです。園でも、ブランコの前には列ができ、「か〜わって!」「か〜わって!」コールが連呼されますが、自分がブランコに乗っているときは、「もう10までいったよ。」とか、「ずるい!」とか、なんと言われても、もっと乗っていたいのです。小さいゆりぐみさんにそっと譲ってあげたりできる年中、年長児をみると、感激します。「自分と同じように、ブランコにのりたいんだな。」と、わかって、実行に移せるなんて、すごい!
おとなでも「自分のように」ほかの人のことを大切にすることは簡単ではありません。たいていは、自分の時間や財布の都合や、世間の尺度にあわせて、「このぐらいしておけばいいかな。」などと決めているのではないでしょうか。「自分だったら・・・」と、思いやり、相手の思いとぴったりの判断で行動ができるのは、「本当のおとな」になることかもしれません。
エスが「隣人を自分のように愛する」例をあげて説明した内容は、聖書のこの個所の次にかかれています。また、道端で見捨てられていた瀕死の人を「死を待つ人の家」に連れて来ては、手を握って「あなたは大事な人です。」と伝えつづけたマザーテレサは、まさに「自分のように隣人を愛した」方です。
ふりかえれば、良かれと思ってしたことで相手を傷つけたり、一番大切な人にきつい言葉を浴びせたり、私の「本当のおとな」になるための修行はまだまだ続きます。せめて、自分がほんとにうれしいと思う「思いやり」を受けた時は必ず、そのすてきな「おとな」の生き方をまねできるように、自分に言い聞かせることにしようと思います。


                                                   すてきなようちえん
                       ♪                       (園で見かけたすてきなできごとをご紹介します。)

★ 幼稚園の「畑」で取れた初物のきゅうりをまず、ゆりぐみさんが味わいました。「お  いしい!」と言う子、我慢で涙ぐむ子・・・。
   J:  「kくん、きゅうり、おいしかった? どんな味だった?」
   kくん:  「あのね、・・・、えーっと、キューリなあじやった!」
★ ふれあい参観の翌々日、Cちゃんがこんなすてきなことをそっと教えてくれました。 「月曜日、おやすみだったでしょ。お父さんもおやすみだったから、鈴鹿サーキット につれていってもらったの。なんだか、『がんばったらいいことあったね。』ってかん じ。」
★ 父の日のあとで。
   tくん:  「プレゼントあげたら、おとうさんな、ないとった。」
   J:    「うれしくて、泣いてくれたんだね。」
   tくん:  「うん、おかあさんがな。『あんたないとんの?』ってゆうたら、       おとうさん、『うん』っていうとった。」
★ ゆりぐみを訪問したじんばもんばは、mくんの隣のm‘ちゃんの席を借りてお弁当を食べていました。
  J:    mくん、m‘ちゃんはきょうはお休みだね。
  mくn:  m‘ちゃんは くもだね。
  J:    えっ?
  mくん: mくんはそらだから、m‘ちゃんはくもだね。
  J:    mくんはゆめがあるねぇ!
  mくん:  mくんは ゆめだよ。(・・・と、遠くの空を見ていました
★ 神様のおはなしの時間、「あめのきさき」を歌いました。
  J:    この歌は、おかあさんたちも歌えるからいっしょに
     おうちで歌ってみてください。
  Mちゃん: うちのおかあさん、たまねぎきりながら、「アヴェ、アヴェ〜」って     うたってるよ。うふふふ。

☆ 「ふれあい参観」、「クラス懇談会」にはご参加、ご協力ありがとうございまし  た。また、「ほしまつり」ではたくさんの保護者の皆様にお手伝いいただきます。感 謝いたます。
☆ 2007年度の園児募集が始まります。お知り合いの就園年齢のお子様をお持ちの 方に、ぜひ『海の星』をご紹介ください。募集要項は事務室でお渡しします。
☆ 「母の会」が発足します。たくさんのいい出会いがありますように。詳しくは後半 の記事をご覧ください。
☆ ジャガイモ、きゅうりを収穫中。ジャガイモの収穫量はかなり少なめ。でもポテト チップスにしておいしく味わいました。

The biblical phrase of this month: Love your neighbor as
you love your self. (Luke 10:27)
It is never easy to know what your neighbor wants you to
do and do it fot him. You tend to act according to your
own measurement of time or to the ‘general’ scale.
A little child would not want to give up what he himself
wants, regardless of his neighbor’s wish. So, it amazes me
that some older ones can imagine how the younger children
are eager to use the swings and stop swinging to let them
use. In other words, to grow up means to be able to do
exactly what your neighbor really wantsyou to do.
Later in this passage in the scripture, Jesus explains who
your neighbor is. Mother Teresa brought the dying people
who were abandoned on the streets, held their hands and
said to them, “ You are so precious.”
She certainly could love others as she loves herself.
 Although, I try o love others and sometimes hurt them or
carelessly use mean words to the ones I love most, I at
least urge myself to remember when someone did what I
exactly wanted him to do for me so that I can do the same.

Sutekina Yochien
★Our children tasted the cucumber that grew in our garden.
The first one was shared among Yuri-kids. Some said it
was good, while others ate it with teas in their eyes.
K-kun reported it tasted “cucumberish”.
★C-chan said to me, “After Fureai sankan, we had a day off
on Monday, didn’t we? My dad also had a day off, so he
took me to Suzuka Circuit. It was something like ‘reward
after hard work’.
★After giving his hand-made gift to his father, t-kun found
that his dad had tears in his eyes. “My mother asked him,
‘Are you crying?’ and he said ‘Yes.”
★Jimbamomba was having lunch with Yuri children and said
to m-kun, “ m’-chan is absent today, isn’t she?”
m-kun said, “m’-chan is a cloud, because I am the sky.”
I said, “ m-kun, you have a dream like a poet.” He said,
“Of course, m-kun is (I am) a dream!”, and he was looking
up the sky.
★We sang “Ame no Kisaki” at “Kamisama no Ohanashi”.
M-chan said, “My mother sings this song while she is
chopping onions at her kitchen.” I thought it was so nice
to know it.


海の星「母の会」が発足します。  
Join Uminohoshi Mothers‘ Club!  
The 1st Friday every month 
6月14日、10名のお母様方が(卆園児のお母様を含めて)集合し、「母の会」について話し合ってくださいました。7月7日(金)第1回の「母の会」を開催して、多くのお母様方に体験していただき、また、さらにアイデアを募っていくことになりました。ぜひ、お誘いあわせの上、ふるってご参加ください。  海の星カトリック幼稚園に席を置いた子を持つ母親同士が、互いの教養や精神性を深め情報を交換する、楽しくてリラックスできる場所になってほしいと心から望んでいます。   内容は:  
月1回、第1金曜日の午前9時30分〜正午まで 聖マリア館ホールにて。  
9:40〜10:30  役立つ楽しい英会話 講師は清水マフェさん(英語教師)
10:30〜11:10  ティータイム おしゃべり、情報、時には文化・教養 
11:10〜12:00  コーラス・アンサンブル 子どもと歌う童謡や聖歌など  クリスマス会出演を目指して


1学期もそろそろ終わりです。年長さんはおとまり保育がたのしみですね。
1学期の「かみさまのおはなし」と「英語」の内容をお伝えします。

『ゆり』年少児
  
かみさまのおはなし
まず、並んでお聖堂に入ることができ、座ってお話が聞けるようになりました。
 神さまが作られた世界と生き物、私たちを大切にしてくださる神さまとお父さんお 母さん、家族のこと、大切にされている自分に気づきました。
  英語
   Expressions: Good Morning. Good by. Sit down. Stand up. など.
Songs: Clap, Let’s Clap Head, Shoulders, Knees and
   Toes  など..

『ばら』年中児
かみさまのおはなし
   お聖堂は神様に出会うところ。マリアさまはイエスさまのおかあさんで私たちの おかあさん、お祈りを天のお父さま(神様)に届けてくださる方。旧約聖書より、天地創造とアダムとイブ、ノアの箱舟のおはなし。神様からもらっている「考える力」。
  英語
   Expressions: How are you? I’m fine, thank you. What’s
your name? What’s this? It’s ~. Shall we ~? Let’s ~.
Songs and games: BINGO  Looby Loo Are You Sleeping? 
Skip to My Loo Clap Your Hands Two Little Blackbirds
Little Peter Rabbit
Eentsy Weentsy Spider など

『すみれ』年長児
かみさまのおはなし
   お祈りする場所、お聖堂。 おかあさんのお仕事、役割と聖母マリア様。 聖母マリアへの祈り。子どものころのイエス様。
   イエス様の教えてくださった「主の祈り」。 おとうさんと天の父。 大切な、世界にたった一人の「わたし」
  英語
Expressions: What’s your name? Where is the ball?
How old are you? Excuse me. He’s ~ing. She’s ~ing.
Songs and games: Let’s Catch a Rooster Looby Loo 
Are You Sleep-ing (Canon) Skip to My Loo Clap Your Hands
 Two Little Blackbirds
Little Peter Rabbit Eentsy Weentsy Spider など