秋晴れの空

子育てをともに考えるニュースレター
2007年 10月号
 て・くむ(te cum: ラテン語「あなたとともに」の意)

              愛された子どもは愛することができるおとなになる    
                      海の星カトリック幼稚園 
                 510−0063四日市市十七軒町2-4 
                      TEL.059−354−1726
                  園長 神馬  久美
        http://www.cty-net.ne.jp/~umi-hoshi/ 

10月の聖句
わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。        〔マタイにより福音書 25章40節〕                                                   
この一節こそ、わたしたち保育に携わるものへのイエス・キリストの力強い呼びかけです。カトリックの幼稚園では「人は神によって、神の似姿に創られている。」という教えを基盤として、一人一人の園児の中に神の姿、尊さを見つけることを保育者の使命と考えます。泣いている子を抱きしめる時、排泄の世話や時には失敗の後始末をする時もどんな些細なことでも、『最も尊いかた』のためにしてさしあげるのです。その時私たちがいただく喜び、心がやわらかくきれいになっていくような感触で、そこに神様がいらっしゃることがわかります。子どもたちの、天使のような微笑み、かわいい仕草、思いがけないやさしいことばから確かに、神様を感じます。
 運動会のリハーサルの日、衣装などを着け、入場門に並ばせてくださったお手伝いのお母さんからコメントをいただきました。「‘ありがとう。’とか‘おねがいします。’まで言ってくれて、ほんとにやりやすかったです。」とのこと、その子どもたちの微笑みの中にきっと『神様』を感じられたのではないでしょうか。神様はお母さんの育児のすべてをこれほど喜ばれるのです。     

       ♪♪すてきなようちえん♪♪
                                             (園で見かけたすてきなできごとをご紹介します。)

★給食のあと、すみれのYちゃんが聞きました。 Y:「ねえ、せんせい、どうして、給食やさんは、ママがつくらないものをつくってくれるんだろう。」 J:「ママがつくらないものが入ってるの?」 Y:「そうだよ。ママとおなじものだと、『えーっ、また?』ってなるといけないとおもったのだね、きっと。」ほんとに、給食のおかずはユニーク。煮物、和え物、あっと驚く材料とひと手間かけた調理で、献立の参考になります。
★ めずらしく出張に行く午後、数人の子どもたちが見送ってくれました。みんな:「じんばせんせい、どこいくの?」 J:「お仕事よ。」 hくん:「なんのおしごと?」 J:「えっと、会議っていうお仕事にいくの。」 nちゃん:「じんばせんせい、貝とりにいくの〜?」
★ かけっこに力が入っている、ばらぐみさんは、何度も自主練習をやっています。リハーサルの時も大きな声で、「〇〇ちゃん、がんばれ〜!」とスタートラインにたった一人ずつ名前を呼んで一生懸命応援している姿がほんとにすてきでした。

☆ 運動会の「お手伝い」に6名のお父さん、7名のおかあさんが申し出てくださいました。役員のお父さん、お母さんのお仕事はたくさんご協力いただくことがあり、心から感謝いたします。
☆ 運動会には来賓として地元の老人会福寿会から数名が見に来られます。卒園生も未就園児も参加します。お知りあいの方には参加されるよう、声をかけてください。
☆ 図書コーナーに、60冊以上の絵本が新しく入りました。ほしまつりの収益金を加えて購入し、役員さんに装丁などを丁寧にしていただきました。ぜひ、ご利用ください。 
                                               【この秋、講演会にでかけませんか?】     
玄関壁には常時催しのポスターを掲示します。

読書の秋、芸術の秋。コンサートや観劇に加え、講演会を聞きに行くのもいいですね。四日市市でも子育てを考える催しが開かれます。所定の用紙を事務室前のラックから取ってお申し込みください。次頁にご紹介するものは全部、参加費無料です。
 
10月 18日(木) 午後2:30〜4:30   こども健康週間三泗大会 
   会場: 四日市市総合会館
   演題 「こどものこころの発達」(健やかな発達のうらとおもてと対応法) 
   講師 長尾 圭造先生 (国立病院機構榊原病院院長)
   * 無料託児希望者は11日までに ☎352−2211へ申し込むこと。

10月 27日(土) 午後1:30〜3:30   ぜん息予防講演会   
   会場: 四日市市総合会館
   演題: 「これだけは知っておきたい小児ぜん息とアトピー性皮膚炎」 
   講師:藤澤 隆夫先生(国立病院機構三重病院臨床研究部長)
   * 申し込みは19日まで。託児は20名以上になると抽選

10月 25日(木)〜29日(月) 10:00〜21:00 
    展示「平和の文化と子ども展」子どもの幸福のために 
    会場: じばさん三重  25日は16:00より、29日は17:00まで

11月  6日(火) 午後1:30〜3:30  子育て応援セミナー 1講座  
    会場:四日市市文化会館
    演題: 「毎日の育児が楽しくなるポイント ワン・ツー・スリー講座」
    講師:山田 亮氏(スーパー主夫 明示鍼灸大学講師etc.)

12月 12日(水) 午後1:30〜3:30  子育て応援セミナー 2講座 
    会場:四日市市文化会館
    演題: 「大阪のパワフル母ちゃん しんどい子育て乗りきりパワー運びまっせ!」
    講師: 辻 イト子 氏 (主婦タレント ナニワのCM女王 漫才師)
    *講座 1,2とも 申し込みは10月16〜31日 
        託児は先着30名

次の新聞記事は幼児教育の第一人者、汐見稔幸先生の講演の抜粋です。『海の星』の幼稚園教育が目指すところをぴたりと言い当てておられると思いました。(省略)
                                                      
The biblical phrase of this month—
Whenever you did this for one of the least important of
these brothers of mine, you did it for me. (Mathew 25:40)
This phrase is the one to call upon our mission of those
who take care of children.
Based on the teaching of “God created us in shape of Him”,
we are always urged to offer our hands to Jesus Christ, who
dwells in each child. When we hug a crying child, when we
help him use a bathroom, even when he fails and we clean
up, we should know that we do it for the Lord.
At our rehearsal of Undokai, mothers said they were
impressed that children said “Thank you” with their heart
and behaved well, as they helped them put on their
costumes.
The mothers must have felt the warm smiles of angels,
lovely words and deeds that come out of God. God certainly
is very glad with every small care that any mother gives
to her child!

♪♪Sutekina Yochien♪♪
★ Y-chan at Sumire asked me, “Why does our cook
make food that my mother never cooks?” I said, “Is your
lunch so different from what your mother cooks?” She said,
“ Yes. Oh, I know. He must have thought we may say
‘Again!’ if he makes the same thing.” Certainly, our
lunch is unique. They use different kinds of vegetables
and their arrangement of food gives us good hints of daily
recipes.
★ “Are you going to pick some seashells (kai)?”
asked N-chan, after I said I was going out for “Kaigi
(meeting)”.
★ Bara children are now very much excited about
their running race of Undokai. They called their friends
on the starting line and cheered vigorously at the rehearsal.