星とハートのようちえん

子育てをともに考えるニュースレター

2008年 2月号

て・くむ

(te cum: ラテン語「あなたとともに」の意)

               愛された子どもは愛することができるおとなになる    
                    海の星カトリック幼稚園 
                      510−0063四日市市十七軒町2-4                             TEL.059−354−1726
                     園長  神馬  久美
        http://www.cty-net.ne.jp/~umi-hoshi/ 

2月の聖句
人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる。                          〔マタイによる福音書  4:4〕
                                                
「パン」とは物質的な生活のことを言っています。 「お腹いっぱいおいしいものを食べられる生活、何不自由無い暮らし」にあこがれる人がなんと多いことでしょう。週末のTV番組は高級レストランやリゾート、「セレブ」ライフ・・・が満載で、それを手に入れることこそがはまるで「人生の目的だ」と言わんばかりに私たちの感覚をコントロールします。しかし、少し賢明になれば、これらのものはすべて無くなってしまうものとわかるはず。もし欲しいだけ手に入れたとしても、さらに多くを求めるか、無くしはしないかと心配するのに全精力を使うかしかありません。同様に、おもちゃを好きなだけ与えられている子どもは、際限なく新しいおもちゃを欲しがり、大切に使えなくなるか、他の子に貸せないほど欲張りになるかどちらかです。
神の言葉は「本当の幸せは何か」を教えます。それは、「他の人を幸せにする喜び、誰かの役に立つ人になることですよ!」と呼びかけ続けます。与えても無くならないどころか、与えれば与えるほど豊かになる生き方を勧めます。すすんでお手伝いをしようとする子どもたちの幸せそうな笑顔を見るたび、ご家庭と園とが同じ価値を大切にしているのだと確信しています。  

      ♪♪すてきなようちえん♪♪                                                       ♪                     (園で見かけたすてきなできごとをご紹介します。)

★ 庭から廊下に向かって、「せんせい!」と突然呼ぶ声にびっくりして担任の先生と一緒に飛んでいくと、「あたらしいはがでてきた!」と、kくんが口を開けて見せてくれました。ばらさんの新しい歯と対面するうれしい日が続いています。
★ Rくんが門のところで、「Hello!」と、声を掛けてくれました。「じんばせんせいにだけはえいごでいったの。」とちょっと照れている様子。そうです、挨拶は相手のことを心にかけているから自然にでてくるのですね。
★ yくんが「みどりのぶろっくがな〜い!」と何度も言うので2,3個使っているお友だちに「かして」と頼むように促しましたがなかなか声が出ません。tくんは「な〜に?」と耳を寄せてきます。hくんが気付いて「はい、これ!」と自分のを分解してyくんに渡してくれました。yくんもにっこり「ありがとう。」思いやりがそだってきたゆりさんです。

☆ 英語参観にご出席ありがとうございました。これからもさらに楽しいレッスンができるよう、研究してゆきます。
☆ 20日(水)は「親子ジャグリングショー」です。できるだけ、保護者の皆様の参加をお待ちしています。
☆ 29日(金)は、おわかれ遠足(プラネタリウム)です。
☆ 浜田福寿会のホームページに、餅つき大会の様子が写真で紹介されています。         http://www.hamadafukujyukai.com/


コミュニケーション上手なママになろう!
おすすめ!   “アサーティブ”assertiveコミュニケーション

おかあさんが明るくのびのび自己表現できていると、子どもは安心します。お付き合いのストレスやコミュニケーションで悩むお母さんに上手な「自己主張」の方法を教えてくださるのは、森田汐生さん(NPO法人アサーティブジャパン代表理事)。『あんふぁん』2月号より
アサーティブとは、「上から押し付けたり、下からうかがったりするのではなく、またぶつけたり、飲み込んだり、回りくどくするものでもなく、相手も自分も傷つけずに、言うべきことをきちんと伝える方法。」その姿勢は・・・
? 相手にも自分にも誠実 ?率直に伝える ?対等に向き合う ?自己責任(人間関係の摩擦を他人のせいにしない)
*アサーティブでない、対応のパターンは大きく3つあります。

「カッカくん」  ついイライラ、カッカして、人に食って掛かる攻撃的なタイプ
「もんちゃん」  自分の意見が言えなくて、つい同調してもんもんとしてしまう受身的なタイプ
「ネッチーさん」 攻撃性を隠して、チクチクと嫌味を言いネチネチと相手をコントロールしよう         とするタイプ

では、例をあげて、アサーティブレッスンをやってみましょう。

【パパに対して】 日曜のたびにゴルフに出かけ、子育てに協力してくれない夫に不満が募っています。いそいそと出かける準備をしている、そんな時・・・
  カッカくん  「どうしてあなたはいつもそうなの! ちょっとは私の身にもなってよ。」と思ったことをそのままぶつける。
  もんちゃん  どうせ言っても分かってくれないと最初からあきらめて「いってらっしゃい」と言いつつ、いえない自分が悲しくなる。
  ネッチーさん 「あら、今週もお出かけ? いいわね。ま、楽しんでらっしゃい」といいながら、夫が帰ってきてからは完全無視。
 アサーティブ 週末、話し合いの時間を取ってもらう。「あなたも付き合いで大変なのかもしれないけれど」とまずは相手の立場を理解し、責める姿勢ではなく、話を始める。「実は毎週のように日曜日にあなたが出かけるので、子どものことでたいへんなの」と自分の気持ちを素直に伝え、「毎週ではなく、月2回くらいに減らしてもらいたいんだけど、どうかしら」と具体的な要求を提案する。

【祖母にたいして】いつも、むやみにお菓子を与えないでと言っているのに、孫の顔を見ると、チョコレートやアメを食べさせようとするおばあちゃんに・・・
  カッカくん  「やめて! 何度も言いましたけど、子どもにお菓子をあげるのはやめてください!」と、ピシャリ。
  もんちゃん  しょうがないわとおもいながら、「いつもすみません」と言ってもらってしまう。
  ネッチーさん 「あらおいしそうね」とニコニコしてもらっておいて、後で捨てる。「困ったおばあちゃんね」と子どもに言う。
 アサーティブ 「気持ちはとってもうれしいのですが、今お菓子を食べるとご飯が食べられなくなるから困るんです。お菓子じゃなくて、おばあちゃんも一緒にご飯食べてもらえるとうれしいわ」と、まず、孫がかわいいと思う祖母の気持ちを受け止めてから、自分の困る気持ちを伝え、その代わりの行動を提案する。

【ママ友に対して】 ママ友達がネットビジネスを始めてから、商品を勧められて困っています。友人関係を壊さないで上手に断りたいのだけど・・・
  カッカくん  「売りつけるのはやめてよ。どうしてそんなことしているの? やめたほうがいいんじゃない」と相手を責めつつ断る。
  もんちゃん  「そうね。ひとつだけなら買うわ」と必要も無いのに友達関係を壊したくないからしぶしぶ買ってしまう。
  ネッチーさん とりあえず「考えとくわ」と言っておき、周りに「あの人気をつけたようがいいわよ」とうわさを振りまく。
 アサーティブ 「私は必要ないからいらないし、友人同士でものを売り買いするのは好きじゃないの。」と、自分を主語にして断りたい内容をはっきり伝える。どうしてもその場で断りにくい雰囲気になったら、「考えさせて」と即答を避けて、自分が主導権を取れるまで保留する。相手を拒否するのではなくあくまで要求だけを断ると言う姿勢で話をする。

【園の先生に対して】 車によるお迎えの時間や駐車禁止場所などの園の決まりを破るお母さんがいるのに、担任が注意してくれないので・・・
  カッカくん  「どいうことですか? 先生も気付いているんでしょ! 注意してくださいよ」と怒鳴り込む。
  もんちゃん  うるさいママと思われるのも嫌だし、しょうがないわと、黙っている。
  ネッチーさん ルール破りのママの実名を匿名メールでみんなに回したり、「〇〇先生は不公平」と陰口をたたいたりする。
 アサーティブ 「車送迎のことで困っています。お時間を取って相談にのってもらえませんか?」と、心配していること、困っていることを、先生に素直に伝える。面談の時間が持てたら、1対1で顔を見て、「クラスのお母さん達の間に不満があるので、考えて欲しい」と話す。その場で解決策を要求しないで、一緒に考えたいという姿勢を示す。

いかがですか。相手の立場を理解しようという姿勢と、自分の感情を感情的にならずに素直に伝えることですね。試してみた方は、ぜひ
結果を教えてください。

 
The biblical phrase of this month—
Man cannot live on bread alone, but needs every word that
God speaks. (Matthew4:4)

”Bread” here is a symbol of materialism. We are
constantly tempted to eat the best food as much as we want
or to get the best living like some celebrated people do.
But if you stop to think for a moment, all those nice
things will vanish. Even if you get enough, you will never
satisfy or you must spend all your energy not to lose them.
It is just like those children given as many toys as they
want would never give up asking for still more or they
never let others use their toys.
 God’s words, on the other hand, teach you that true
happiness is the joy to make other people happy or to do
something for other people. You give away but never you
have less. You will become abundant as you give away.
I am sure we have the same value with us when we see your
children always willing to help others with great happy
smiles on their faces.

♪♪Sutekina Yochien♪♪

★ K-kun called his teacher, and I rushed with her
because he sounded so serious. He showed us his new
tooth proudly. It’s about time we see new teeth in the
mouths of Bara children.
★ R-kun said to me, “Hello!” in English, and
added, “I say hello only to you.” Greetings should
come out as naturally as his, because they prove how much
you think of the person you meet.
★ Y-kun wanted to use a green block but could not
ask his friends who had two or three of them. T-kun asked,
“What do you want?” h-kun suddenly broke his “machine”
apart and handed one green piece to y-kun. Y-kun thanked
him. It’s nice to see Yuri children have learned to
think of others very well.

Thank you for coming to our English open house.
Parents are all invited to our Juggling Show on the 20th.
Please prepare lunch on the 29tth, when our children
visit the Planetarium as an outing.