第1回体育指導

はい、グーで、ジャンプっ!

 連休明けの初日、正課の体育でした。マット運動の予定でしたが、マットが一枚修理中のため、今日は「とびばこ」です。
 ゆりぐみ(年少)にとっては、はじめての体育。ちゃんと並ぶ、体操座りで座る、一緒に準備運動する…どれも初めてのことばかり。初めての男の先生「だいごせんせい」の声に耳を傾けて、よくがんばって、「ぶたさん」(とびばこ1段)の背中に「グー」の足で(足をそろえて)飛び乗ったり、「おやま」(とびばこ3段)によじのぼってジャンプしたりしていました。 
 ばらぐみ(年中)は、さすがに整列など行動が速くて、テキパキしています。「白い帽子の列の人!」と呼ばれると、さっと立って並び、「今度は、もっとジャンプを高く。」などと指示された事をほとんど間違えずに集中してできるのです。最後は「おうまさん」(とびばこ)にぱっと飛び乗るところまで。もうすぐに飛び越えられそうな子がたくさんいます。
 
 なんと言っても驚いたのは、すみれぐみ(年長)のみんなです。3段のとびばこはほぼ全員難なくクリア。何より嬉しかったのは、ちょっと難しそうな子がやりなおしをするとき、みんな自分のことのように感じながら見ている事です。そして、全員が「もっと手は前だよ。」などの先生のアドバイスをしっかり聴いて、かたずを飲んで見守り、2回目で成功! すると、全員が「やった!」「すごい!」と拍手を送るのです。自分はもうできている事でも、その子になりきったように、大喜びしている子ども達を見て、そのすなおさがすばらしいと感心しました。また、先生の話もよく聴きます。「今のは、どうしたら飛べるかな。」との質問に、「ジャンプを強くする!」「マットを見る。」などと、的確に答えました。4段も横置きならば、ほとんど飛べました。

 だいごせんせいのことばどおり、これまでにしてきたたくさんの練習で体がコツをすぐ習得できるようになってきたこと、体力がついてきたことで年長になってはじめての体育でもこんなによくできたのですね。