すなあそび

こっちをもっとふかくしよう!

 すみれ(年長)組は欠席者が多く、今日はいつになくお部屋ががらんとしていました。制作の時間がおわると
「きゃー、きもちいい!。」「わぁ〜、ちょっといたい。」
という歓声と共に、すみれ組のみんなが次々とお砂場にあらわれました。はだしです。
 しばらくの間、足を砂に埋めて
「あしゆやってんの。」
とか言いながら、わいわいはしゃいでいると、先生が「さぁ、川をつくって!」と声をかけました。それから、皆は真剣に砂を掘り始め、山や谷、川が次々とできていきます。
「わっ、おもちゃをはっけん!」「あっ、こっちにも!」「それ、たらかものをみつけたんじゃない!」
などと、砂場の深いところから、シャベルやジョウロが掘り出されるたびに、楽しい会話が弾んでいます。
「では、水を流しまーす。」と言う声といっしょに、バケツから水がジャバっと注がれました。すぐに吸い込まれれるので、みんなも一生懸命バケツを持って水道から運んでいます。川を下った水がたまった「うみ」にみんなでバチャバチャと入って、すみれ組だけの楽しい「すなあそび」の時間が、弾むように流れていきました。