鉄棒、できたよ!

みんなしんけんなのです。

 体育指導は鉄棒でした。それぞれのクラスの子どもたちの成長振りがはっきり見えて、感動しました。みんなのやる気は、すごい。
 ゆり(年少)組はまず、鉄棒のつかみ方を習い、握力でぶら下がる「おさるさん」(写真)をやりました。次にひじを伸ばして静止する「つばめ」。いっせいに並んだところは電線の上のツバメたちより必死でがんばってる様子が圧巻でした。前まわりを少しやりましたが、「手を離さずに」という意味がまだ充分にわからない子もいました。3年前までおなかの中で浮いてたんだから無理も無いね。落ちそうになっても、泣いてしまう子は一人もいませんでしたよ。
 ばら(年中)は前まわりができます。降りるとき、腕に力を入れて、音をたてずに着地する練習をしました。知らないうちにすっかりうまくなっていたし、こわがらない。おなかが圧迫されたり、痛い思いをしたりしても、歯を食いしばって我慢している姿がけなげでした。
 すみれ(年長)のメインテーマは、なんと、逆上がり。だいご先生の説明の後、次々とチャレンジ。すでにできる子が3人います。「練習タイム」の間に先生は、踏み切りのしかた、足を置く場所、蹴る目標位置、腕に力を入れるタイミングなどをアドバイス。すると、めきめき上達してきました。そして、Mくんが成功! 次にRくんもひとりでやれた! 何度も挑戦していたHくんも低い鉄棒に移ったとたん、大成功!! 担任と私は、彼らの「生涯はじめての逆上がり」に立ち会った感動に打ち震えました。他の子達も先生のアドバイスどおりに動くのでほんとに「もう一息で完成。」と思います。
 私も、小さいころこういう風に教えてほしかった、と、つくづく思いました。応援していると、今からでもできそうな気がしてきました。
ぜひ、お子様の鉄棒練習にお付き合いをおねがいします。