神様のおはなし「わたし」

あめがやんだ。さあ、いこう!

 年長(すみれ組)の神様のおはなしの時間に、「わたし」という絵本を読みました。谷川俊太郎さん作、長新太さんの絵の「かがくのとも傑作集」シリーズに入っているたいへん古い本です。
 「わたし」は「おんなのこ」だったり、「むすめ」だったり「まご」だったり「おじょうさん」だったり「おきゃくさん」だったり「ちきゅうじん」たったり「にんげん」だったりするのだけれど、同じ名前の子がいたとしてもまったく違う、世界中にたったひとりの「わたし」です。大勢のひとのなかにいても、ユニークで愛されるたったひとりの存在であることの意味を考えました。
 「みょうじがおんなじ」とか「なまえがいっしょ」とか「きょうだい」とか「ふたごでかおがにてる」とか・・・みんなよく考えて、「でも、どの子もたったひとり」とわかったようです。だれも代わりをすることができない、かけがえのない存在だから、どんなにつらいときでも神様はひとりひとりをずっと大切に見ていてくださるよ。お父さんもお母さんも、「ぼく」「わたし」をなによりも大切に思っているよ。それから、自分と同じように、お友達も世界にたったひとり。だから、ふざけていたとしても「殺す」とか「消えろ」なんて言葉はぜったいに使っちゃいけないね。
 みんな真剣な輝く眼で、うなずいてくれました。きっと自分を大切にすることをずっと忘れないでいてくれると思いました。

 今日は突然何回か雨が降りました。外遊びをあきらめたけど、止んだのですばやくおゆうぎ室を片付けて、また外に出て行きました。(写真)やったぁ!