落ち葉もたのしい!

「せんせい、みて! からっぽ!」と、教えてくれた指の先はすっかり葉っぱの散った桜の木。確かに、暑い間大きな影を作って日差しから私たちを守ってくれていた大木から、「住人」が立ち退いてしまったようにさびしい感じです。ところが、下に目を落とすと、のぼり棒の下がずいぶんカラフル。庭の隅の花壇に片付けておいた落ち葉を集めてここまで運んだと言います。「ベッドにしたの。」ときのうは聞いていました。
今日見ていると、また、のぼり棒のところには、なわとびを結んで囲いができています。「ここはおしろなの。じゅうたん、すてきでしょ。」と言うわけで、落ち葉はカラフルでフカフカの宮殿の絨毯になっていました。入り口がわかるように、スコップが2本立ててありました。