かぞえる・はかる

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見てください! このかわいい絵本たちが昨日幼稚園に届けられました。

実は、卒園したMちゃんのお母さんがみんなに呼びかけて下さって集まった

ベルマークを集計し、幼稚園の希望する絵本を頼んでくださったのです。

各クラスで人気の本、ボロボロになるまで使った「コんがらガっち」も、

そしてトトロンや乳幼児用も。おうちで集めていたベルマークもたくさんの

方が持ってきてくださいました。

ありがとう! ほんとに嬉しい。 子どもたちの笑顔を思い浮かべています。

 

もう一つ嬉しいこと。メールが届き、「おてつだい隊」をやっている

Sくんの様子を教えてもらいました。「おてつだいしましょっか?」と洗濯物

たたみやいろいろなことを手伝ってくれる、タオルは上手にたたみ、洋服の

たたみ方はお姉ちゃんの「隊長」が教えてくれるのですって。ママが

「助かったー!」というと「よかった―!」…。Sくんとお姉ちゃんの

嬉しそうな顔を想像して、またがんばって書こうと意欲がわいた園長です。

 

洗濯ものを干すときに、タオルや靴下など形がそろっているものは

お手伝い係にお任せして干してもらうと助かります。

「お手伝い隊員、タオルとってくださいますか?」

と洗濯籠から干しているお母さんに渡すだけでもいいです。その時、

数を数えます。

「タオルは全部で何枚でしょうか。」「おおきいのが3枚と、中くらいが、

えぇっと1、2、3…」としっかり数えてくれます。

「靴下何本でしたか?」「8本です。4人分で、8本。」

「2本ずつ4人が履くと8ですか。」すると上の子が「にしがはち だよ。」

そこで、掛け算への興味がわきます。お箸もかぞえます。2×4と4×2が

同じだとわかれば、九九を知り覚えようという意欲がうんと高まります。

これがかぞえるです。

おやつを配るときも数えて手伝ってもらうといいですね。分けることや

引くことも自然に覚えます。このような体験が、小学校で足し算、引き算、

掛け算、割り算を理解する基礎になります。「100たす100は?」と

暗記させるよりも、質が高い智恵つけてあげてください。そうすれば

より高度な事を習う時応用できるのです。

 

「はかる」も楽しいです。夢中になると思いますよ。例えば、普段は

目分量でお料理をしてるベテランママでも、

「ここにお砂糖をスプーン2はい入れてください。」とか、

「このジャガイモおおきすぎるかな。何グラムか、計ってくれますか。」と

「はかり隊(係)」を要請します。デジタルで表示する簡単な秤が百均に

あるのでおススメです。メモリが読めるように教えると、あらゆるものの

重さ、長さ、そして時間も計ってくれるので、充分退屈せずに一人で

「研究」してくれると思います。例えば1cmを教え

「この鉛筆は何センチ? こっちとどちらが長いかな?」

と数で表して、見た目と数値とが合っているか比べることもできるし、

何でも応用できます。年齢や理解度によってmmや小数点の使い方も

教えてもいいですが、まず子どもが「じゃ、このメモリの間は?」

と疑問を持ってから教える方が、すっと理解できるのです。時計も今が

覚えるチャンス。

「今からおかあさんは~してきます。はかり隊おねがいします。

スタート!」と、百均のタイマーを渡してはかるのもいいし、

「この針がどこまでいくか見ていてください。」と秒針、分針の動きに

興味をもたせるとやがて時計を読みたいと意欲がわきます。

とにかく、意欲です興味と意欲を持たせましょう。ぜひ、お試しください。

 

*ところで、靴下って、裏返して洗っています? 主婦歴ウン十年の私、最近

知ったのですが、靴下の洗濯は裏返しが基本。干すのも裏返し。それだけで

部活の兄さんが1日中履いても匂わないのです。干す前にあの次亜塩素酸水を

シュッと吹きかければもう完璧!テキメン効果あります。水虫も治る。これホント。

干し終わったら「おてつだい隊」に頼めば上手に表にしてたたんでくれます。

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