おはようございます。1週間のひきこもりを振り返ってどうですか?
先日電話でお話ししたお母さんは、「とにかく楽しいことを考えて
やっています。笑いが大事ですよね。」と、おっしゃっていました。
その通り! 笑いは免疫力を高めます。まだ先は長いです。今日は
お笑い係(部長)さん、昨日よりもっといっぱい、笑わせてね。
今日のテーマは表現する。主に、紙に書いたりして表す表現と、話で
伝える表現があり、そのほかには体を動かして喜びを表したりダンスで
元気になりたい気持ちを表したりすることもとっても良いことです。
数えたもの、はかったものを大きい紙に数字で書いて見ましょう。
「表」にする。そこからグラフにすることもちょっと教えてみてください。
たとえば、毎朝検温や体重を計って、数字に書いたら、それを
折れ線グラフにして、子どもに翌日から書き込むようにたのんでみる。
笑った回数とか、家族が相手に「いいね!」を言った回数を一日記録して
棒グラフにすると、ニュースで出てくる感染者数のグラフにも興味を
持って、「だから、今はおうちにいようね。」と対話ができます。
ピザを分けたり、チャーハンを平らに丸いお皿にのせたりしたときは
「これを3人でわけると…」とか「パパは大きいからこのくらいで…」とか
分数の感覚や円グラフの観念にも導くことができます。興味を持った
ことなら、教えるに早すぎるということは決してありません。
そして、言葉で表現する。たまにはあらたまって「発表会を開催」し
ましょう。「ぼくのすきな食べ物は○○です。ママがつくってくれると
とってもおいしくて何杯も食べたくなります。」というくらいの短い
発表からはじめて、テーマを決めて家族全員が参加します。「ここが
ステージ、マイクはわたしがつくる。」という子に、「マネージャー」
を任せてみてもいいでしょう。幼稚園での好きな遊び、私の好きな先生、
好きな絵本、考えたこと…など、アイデアを出し合いましょう。まだ
うまく言えない小さい子は絵を描いて、立ってそれをみせるだけでも
OK。「ほかの人がわかるように話す」ことはとても大切な能力であり、
「前に立つ」ことは案外子どもは好きで、園ではお当番さんをたのしみに
しています。次第に、うれしいこと、悲しかった、悔しかったことなども
順序だてて説明するちからがついてくると思います。
「いいね!」や拍手をたくさんあげてください。
もちろん、習っているピアノやバレー、歌やダンスの発表会もおすすめ。
プログラムを作り、司会も決めてやってみてください。動画をとって
おじいちゃんおばあちゃんに送ったら絶対喜ばれるはずです。
昔、親戚がお盆などで集まると、遠い家族もいて大きな家のあちこちの
部屋に泊まって行きました。昼間はご飯の時以外はいとこたち十数人で
探検をしたり、かくれんぼをしたりして過ごし、夜はテレビもつけずに
居間のカーテンの前を舞台に歌を歌ったり、いとこの日本舞踊を見たり
…。おとなは…? たぶん子どものようすを見ながら宴会してたのかな。
毎年楽しみにしていたそんな過ごし方がいつまでも記憶に残っています。
楽しみましょう、すこやかな、ゆたかなひきこもりを。