4 環境にやさしく

f:id:youchien:20190801115527j:plain

母の日です。朝早く、理事長であるエドムンド神父さまから”Thank you Mother Hisami."とメッセージが送られてきて嬉しくなりました。園のお母さんとしても頑張ろうって思います。皆さまは、もう、お母さんへのありがとうをされましたか? お父さん、子どもたちと一緒に心のこもった一言、お願いしますね。

 日曜日なので、昨年の夏期保育の写真を載せました。以前あるお母さんから、「毎日公園でシャボン玉をしています。」と聞き、子どもにシャボン玉はとっても似合うと思いました。夢、柔らかさ、虹色、希望、飛翔・・・

 今日は曇り空ですが、この世界的な自粛生活によって、多分都市のロックダウンによって、空気は澄んできています。破壊され続けてきたオゾン層が回復し始めたとも聞きました。「環境保護」について子どもたちと一緒に考える時間をとってはどうでしょうか。電気、テレビを消してろうそくで一晩過ごしてみる。エアコンがなかったら、と想像してみる。太陽光発電のパネルや電力風車を見たら、発電について話す。温暖化が進んで熱帯のような生活になったら...と想像して話し合う。そうすれば子どもたちは、ゴミを片付けることや電気や水道の節約など、必ず協力します。この子たちのために私たちはほんとうに真剣に環境を守らなくてはならないのですから。

 

そ・れ・で・も奮闘記 (第3回)

 「ここで待ってて。」そう言い残して、夫は空港のカウンターの並ぶ方へ消えて行きました。待合の椅子に座って、私の頭の中に何が浮かんだのか、はっきりは覚えていません。夫は、こういう行き詰まった時には、一人でなんとかしようと頑張る人です。即、走り出してしまいます。私は「どうしよう。」と夫や家族の意見を求めながら自分の中であれやこれやと考えを巡らせてから、冷静に動くと思います。よく言えば、自分に無いものを補い合っている夫婦、否定的にとらえれば、性格の不一致。おっと! 困難にあっての誘惑は「否定的なとらえ方」ですよ。ダメダメ。ここではユーモア。スマイル。せっかく張り切った衣装も着ているのですから、と、子どもたちと記念撮影をしました。

 コタキナバル行きの飛行機はその日はもちろん次の日も、どの航空会社でも飛んでいないと肩を落として、戻ってきた夫に、私は、「とりあえず、今日はここ(空港)に泊まらない?」と提案しました。子どもたちの意見も、「バギオ(わたしたちの住んでいる場所)にはもどりたくないよぉ。」でした。5歳の娘は、「みおちゃんにも、まいちゃんにも、みんなに行ってくるって言ったのに、あしたまた会ったら、はずかしいよぉ。」なるほど、出発前に、いつになく近くのフラット(棟)に住む友だち母子が何組か、タクシーに乗るところを見送ってくれたのでした。これで、明日日本人に会おうものなら何を噂されるかわかったものではありません。

 娘の一言が夫を動かしました。「よし、わかった。とりあえず。泊まろう。お父さんはちゃんと探すから。大丈夫だ。」そう言って空港内のホテルを取ってチェックイン。それから、なんとか手に入ったシンガポール行きの往復航空券を押さえて、ひとりオフィスに戻り、シンガポール在住の友人と連絡を取り始めました。 ~つづく~