10 体をうごかす

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昨年5月の年長児、ブリッジに挑戦。卒園までに全員ができるようになりました。

 雨の土曜日。お父さんと一緒におうちの中で体を動かしてみましょう。自粛生活の過ごし方として紹介されていた外国の家庭の動画をみました。家中の部屋の家具、椅子などを利用して、子どもが上ったり飛び降りたり滑り台のようにしたり、ベッドの下も潜りながら、最後はストンとゴールに入るという、人間版のピタゴラスイッチでした。そこまではできないにしても、体を伸ばしたり縮めたりすることは大人にとってもストレッチとしてよい運動、ストレス解消になります。YouTube では、さまざまなストレッチを紹介していますので楽しそうなのを選んで、家族でやってみましょう。

 もっと、簡単な楽しみ方もあります。おしりで文字を書きましょう。両足を肩幅に開いて観客(家族)に背を向けて立ち、おしりを大きく動かして何の文字を書いたか、当ててもらいます。当たった人が次に書きます。書いている方も見ている方も笑います。うまくできたら、2文字以上の言葉にしたり、カタカナやアルファベットも入れられます。知らないうちに、腹斜筋、腹筋が鍛えられてウエスト締まるかも。

 この動画を撮影しておくとまた笑えますね。さらに、人文字もあります。床に寝て体を曲げて「く」を作る、が基本で、家族で協力して文字を作ります。それをデジカメでテーブルの上や脚立の上に上った人が撮影。「もうちょっと、〇〇くんはまるくなれる?」と何度かやり直しOK。「お」の点になるものを探したり、子どもたちは喜んで協力しますし、文字・数字も、知らないうちに覚えることでしょう。時間のある今しかできないことですね。家族っていいですね。

 

そ・れ・で・も奮闘記 (第9回)

 翌日から家族だけの冒険が始まりました。朝ご飯の試練。昨日と同じメニューしかない。「他には?」と聞くと、「ナシゴレン?」というので、OK。あぁ、初めの夜に食べた全く同じあれだった。飲み物もマイロとあのコーヒー。周りの人はなんとなく他のものを食べている気がするのですが、「あれください。」という勇気は無い。

 午前中は洗濯を済ませて、テラスのロープに手で絞った水着やシャツを干しました。つまり、水で砂を流してかけておきました。「とにかく昼飯はどこか他で食べよう。」という夫について、レストラン探しに歩いて行きました。景色はどこまで行っても最高にきれいです。日差しは強烈ですが、空気が澄んでいるせいか何もかもがツヤツヤ、ピカピカ。「あれレストランじゃない?」確かに、バナナの葉っぱを壁にして椰子の葉っぱの屋根。おしゃれな感じ。子どもたちは大はしゃぎ。「やっと他のもの食べられるよ。見て。」壁の上の方には食べ物の写真が。「やったぁ、イカもある。エビや、あれカにだよね。」「こんな海なんだから、海鮮は当然だよ。」と夫は突然自慢げ。次男が、「でもさ、あっち(岸壁)でイカはなんかのえさになってたよ。」じゃ、きっとすごく新鮮なイカが人間用なのだ。よかった!

 写真を指さしながら注文。すると、店員は、「No. No squid.」じゃ、こっちは? それも No.  なんで? じゃ、しょうがない、こっちでいいよ。No.  えっ?魚も無いの? ナニアル? Nasi goreng! オンリー ナシゴレンかぁ。と言うわけででてきたナシゴレン、ちょっとおいしいふうじゃない? と気を取り直して食べ始めると、どこからともなく大群のハエが…。ナニこれ! 全員左手をかざしてヒラヒラ動かし、とにかくハエに止まられない間にと、大急ぎで食べる。なんとかフルーツも注文できたのですが、ハエは治まらず、このとき撮った写真は画面のほとんどがみんなの手。でも、子どもたちは、きゃっきゃっと笑っています。困難の中、夫婦だけなら険悪になるかもしれない状況で、救いは、3人のあどけない子どもたちでした。~つづく~