キラキラのおひさま

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The Days of the Week

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おやくそくを守っているね。

 ゆり(年少)組がそろって屋外活動をしました。ブランコのおやくそくを教えてもらって、2,3人ずつブランコにのってみました。上手に待っているでしょう。お部屋でもタワーを作ったりブロックを組み立てたり、遊びに夢中になり、お話をよくききます。

 ばら(年中)組は神父様の 5minutes English で曜日の言い方を練習。グループごとに発表もしました。

 すみれ(年長)組は数字の練習をがんばりました。お休みの間に集中力、筆圧がぐんと伸びているそうです。もう「8」まで書いたという意気込み。

 外遊びでも、ダンゴムシが触れるようになった子、気づいて畑に水をやってくれた子…やっぱり、海の星の子どもたちですね。戻ってきてくれてよかった!

 おうちから自粛生活中の写真を送っていただいたので、少しずつ載せます。

 Cちゃんはテレワークのパパのお邪魔にならないように、話しかけていいときとお仕事中が分かる表示を作ったそうです。Cちゃんの基地の写真は次にのせましょう。

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 Sくんは大好きな電車をお姉ちゃんに手伝ってもらって作りました。そして、ブログでアドバイスがあったように、「おうち展覧会」をしました。初めての絵の具、はじめてのハサミがんばったね。操車場に線路もあるね。

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 みなさんもぜひメールで、写真を送ってください。umi-hosi@cty-net.ne.jp まで。

 

 

やっと会えたね!

 

長い休園が終わり、今日から幼稚園が再開しました!

 

今日と明日は自主登園となっています。

 

 

みんな待ちに待っていた幼稚園、朝から再会を喜ぶ声で溢れていました。

 

みんなの元気なお顔が見れて、本当に嬉しいです!

 

 

久しぶりの登園、お友だちや先生にお休みの間のことを報告し、

 

朝の準備を終えると、ばら(年中)組、すみれ(年長)組は急いで外へ!

 

もう外遊びが待ちきれない!と目がキラキラしています。

 

それぞれケイドロをしたり、ブランコをしたり、さらこなを作ったり、、、

 

みんなが思い思いの遊びを楽しんでいるところ、庭のすみで集まっている子どもたちがいました。

 

 

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「なにしてるの?」

 

「あ!せんせい、みてみて!すっごーいの!」

 

なになに?と見せてもらうと、、、

 

 

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                じゃーん!!

 

うわー!!! これはすごい!!!

 

思わず、後ずさってしまうほど(笑)

 

だんごむしさんも、みんなのことを待っていたんだね。

 

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すみれ組は、みんなでひまわりの種を蒔きました。

大きく育つかな?

 

ゆり(年少)組は、久しぶりだったけれど誰も泣かずにお部屋で楽しく過ごせました。

 

シールを貼ったり、タオルをかけたりと朝のお仕度もできたなんて立派!

 

 

明日も元気に遊ぼうね!

 

 

 

 

 

20 共有する愛

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まず、なぞるところから。みんな真剣でいい表情。

 やっと、緊急事態宣言が全国で解除となります。このブログ「すこやかにゆたかにひきこもるために」を締めくくり、明日は再開準備をしようと思います。

 私は2歳半のころ難しい病気で長く入院していたそうです。毎日、注射のためにお医者さんと看護師さんが部屋に入って来るなり、ベッドの上に正座して「おはよ、ごじゃまちゅ。」とかわいく言い、注射器が出る前には「ばんしょこ、はれ~!」(注射後、針のあとに貼ってくれる絆創膏のこと)と大泣きした…など、その頃の自分の発したことばを母が語って、わがままだった、たいへんだったと何度も聞かされました。子どものころはそれを聞くのが嫌でしたが、今は、それが私を大切にして全部記憶してくれている母の愛だったことがわかります。

 子どもの言葉を書き留めておきましょう。きっと、どの家庭にも家族だけがわかる「〇〇ちゃん語」があるでしょう。特に言葉の出始めたころは可愛くて、みんなで真似をしましたね。「ちいさいころは、こんなこと言っていたよ。」と折に触れ伝えましょう。それは両親がどれほど愛しているかの証しです。家族でそれを共有することで、何があっても、その愛が家族をしっかり結び、困難を乗り越えさせる力となります。

 ちなみに、うちの子どもたち(2歳ころ)の言葉は・・・何か失敗したりうまくいかないとき長男は「ありーらりら、ありーらりら、ありーらりらり!」(「りー」の部分を高いキーで)そして「べちゅにいいじゃない。」と明るい調子で言いました。次男は、「できなかったから、できなかったね。」でした。これは今、私の癒しとなっている言葉です。娘をベビーカーにのせ、長男を幼稚園に送って行くとき、横を歩くお兄ちゃんたちに向かって1歳の娘は「がんがっくん、がんがっくん!」と言っていました。「がんばれ、がんばれ!」のつもりだったようです。教えないのに出てくる子どもの言葉、不思議ですね。

 子どもは希望です。確かに子育てがたいへんだと思う瞬間は多いのですが、確実に両親の愛を受けとめ自分から「希望のことば」を発してくれます。それを家族で何度も共有しましょう。よかったら、私たちにも教えてください。

 やっぱり、子どもたちは、神様の愛を伝えるためにここに来てくれた天使だと、私は思います。

 

そ・れ・で・も奮闘記 (最終回)

 さて、そんな香港に駐在していたのに、ティオマン島からわたしたちはいつ脱出できるのでしょうか。

 その日も、美しい朝が来ました。シャレ―のテラスから海を眺めます。日本はどっちかな。日本の親さえここにいるとは知らない…香港はどっち? いつもの水平線は穏やかに弧を描いている…すると、何か聞きなれない音。みるみる迫ってきた何かが突然、わたしたちのシャレ―のすぐ隣の浜にグィーンと乗り上げてきました。

 ホーバークラフトというものでした。水の上を浮くように高速で走るというあれです。白い流線形のその物体の後ろには大きな筒の中にプロペラ。窓もドアも、ちゃんとスライドしてピッタリ締まるようになっている! 操縦しているお兄さんにいろいろ聞いてみると、今日帰る船だという。えぇ~! かえれるの! ほんと?! 半信半疑でしたが、大急ぎで荷物をまとめ、どうやって手続したのか、シャレ―の謝礼(!)を支払ったのか記憶がありませんが、バタバタっと乗り込みました。神さま、ありがとう!

 速い。快適。スムーズです。来た時の半分くらいの約1時間で上陸。着いたところは前に乗った場所とは違う港だったので、私はとっても不安でしたが、「大丈夫、大丈夫。」と、相変わらずおおらかな夫でした。今調べてみると、行きが北部のダンジュン・モッというところ、帰りはメルシンという町だったようです。タクシーを交渉して、シンガポールまで走ってもらいました。記憶しているのは、「ほんとに南に走ってるのかな。反対方向じゃないの。」と不安に思っていたことだけで、その不安ははずれ、ちゃんと、着いたのです。そこからシンガポール空港で便を取り、どのように香港に戻ったのか、誰も記憶していません。とにかく、帰ることができる、もうそれだけで、よかったのでした。

 神さま、ほんとにありがとう。この旅で、自分たちのいただいている恵みの大きさに気づきました

 皆さま、長い長いティオマン島の旅につきあってくださってありがとうございました。~おしまい~

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ホーバークラフトの前で。なぜか、全員目が腫れている。「かにさん、さよならだね。」 

 

 

19 ちょうだいじ 食物繊維

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 抵抗力をつけるには、腸をきれいにすることが一番と言われていますね。発酵食品に加えて、食物繊維をしっかりとるようにしましょう。サツマイモ、ゴボウ、レンコンなどの根菜の他、お通じがよくなるバナナなどの果物もおすすめです。子どもは根菜が苦手だと思いがちですが、幼稚園の給食ではきんぴらごぼうやささがきごぼうを入れた煮物を喜んで食べていますよ。うちでは年中サツマイモをお味噌汁の具にします。ゴボウもほんの少し入れると味、風味が良くなります。くれぐれも皮をむかないでくださいね。土を落とすだけでOK、ポリフェノールが保たれます。たぶん、根菜を細く切ってかき揚げにしたら、子どもはモリモリ食べます。少しの肉と赤ピーマンやサクラエビを混ぜると色もきれいで、すべての栄養分がとれそうですね。

 おとなには生姜がいいです。皮つきのままフードプロセッサーにかけて30%弱の砂糖を加えた生姜ジャムにしてある我が家では、これひと匙に酢(フルーツのがおいしい!)と炭酸を加えて、ジンジャーエールを毎晩飲んでいます。子どもにもお味噌汁にほんの少し、おろし生姜かその絞り汁をいれてあげてください。食物繊維もあるし、体が温まって免疫力がアップするのだそうです。

 他に、思いつくスーパーフードはおからです。いつまでもおからの煮物がうまくでなきい私ですが、おからクッキーは子どもが小さい頃から作っていました。黒砂糖やシナモンを使う、クルミを入れるなどバリエーションはいくらでも。何しろ安価。満腹感、お通じがよくなりダイエット効果があるので、ハンバーグなどのかさ増しにもどんどんおからを使いましょう。

 

そ・れ・で・も奮闘記 (第18回)

 香港の幼稚園の体験を聴いてください。今もあまり変わっていないらしいですが、幼稚園という建物は無い。マンションのワンフロアぐらいを園舎としていて、屋外の運動場はほとんど見られません。

 下の息子と娘が入った Playschool もにぎやかな通りに面した古いビルの一画でした。ごっついエレベーターでそのフロアに行き、ゲートを開けて school に入ります。少人数の年齢別の多国籍のクラスが2,3ありましたが、香港人のクラスは廊下の反対側別の区画にあって、こちらでは当たり前のように朝早くから3歳児も漢字の訓練と試験をしていました。人数が多いので香港ではどこの学校も午前と午後の分散登校です。

 次男は3歳8ヵ月、スクールバスで通う事となりました。向かいのフラットに英国人のMs. Carter という70歳くらいの先生が住んでいて、大きいバスに一緒に乗ってくださるので安心でした。娘は2歳10か月ですからまだ、と思ったのは私だけで、本人は「わたちもいく~!」と、毎日泣きさけび、3日目くらいにはバスの扉につかまって離さない頑固さ。Ms. Carter が「わたしのクラスにいれるから。」と連れて行ってくださることになり、入園してしまいました。

 School には、運動場代わりの砂場つきの遊び場があるのですが屋内なので砂が湿っていて(香港の湿気は日本の梅雨時以上です。)、次男はなぜかその砂の中からコインを見つけて来たりしました。絵を描きたいときは絵の具のある部屋で描いていいし、フィンガーペインティングもしたようで自由です。娘もすぐに馴染んで、私が行くと、飼っている亀や鳥、おいてあるものなどを全部英語で説明してくれたので驚きました。でも日本語と英語がまぜこぜで、食事中にスプーンを落とすと、「ノドワンとってくる。」(another oneのこと) という具合。ある日はミュージカル「キャッツ」を真似たのか、クラス全員口もとに黒いマーカーでネコの鼻とひげを描いてもらって帰ってきました。

 1年半が経ち、次男が小学校に上がる前にオイスカ香港日本語幼稚園が開園したとの情報が流れ、いずれ帰国するのだから日本語の幼稚園に入れることにしました。パッコウ(北角)という香港島の北部で遠いのですが、小さいスクールバスにチャンチェージェ(張おねえさん)が添乗。園児はほぼ全員日本人で日本から保育士も来ていて、ほぼ日本の幼稚園と同じ保育・行事をしています。園長は舘紅さんという全日本私立幼稚園連合会の会長もされたすごい方で、月1回くらい来日。いつも150%の声で演説・力説されるので、声がしゃがれていました。運動会は、運動場がないので、国立競技場の一角を借りて芝生の上でやりました。それでも園長は、子どもたちの胸と背中につけた大きなゼッケンを見て、「さやちゃんとおかあさん、がんばれ~!」とマイクを離す暇なく全力でアナウンス。個人情報などという言葉もなかった時代でした。~つづく~

 

 



 

 

18 つたえる 気持ちをあらわす

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今日は「主の昇天」復活されたイエス様が天に昇られたことを祝う祝日です。写真のように十字架の上に衣服を身につけたイエス様で昇天を表します。上は台湾の大きな修道院で東アジア家庭会議が開かれた時の写真。右のマリア様は台湾らしく天女のようですね。

 前回「心を込めて聴く」ことをお話ししましたが、おとながよい話し方・伝え方をすれば、子どもはよく聴けるようになります。また、子どももよい伝え方を学んで、だれとでもすてきな対話がでるようになります。もちろん夫婦は、この「聴く」と「伝える(はなす)」がうまくいけば、ギスギスすることは減り、親密度がグッとアップします。

 「I(アイ・自分)メッセージ」で伝えます。「あなたがこうした」「あなたはしてくれない」「あなたはよくやった」ではなく「私」を主語にして伝えます。「部屋がちらかったままで、お母さんは息苦しいわ。」とか「一生懸命描いたね。こんなに〇〇ちゃんががんばるのを見て、ママうれしい。」と伝えます。「飛び上がるほどうれしい」や「泣きそうなほど悲しい」と、程度を表すともっと「気持ち」が伝わります。

 「そ・れ・で・も奮闘記」のはじめに、飛行機に乗り遅れたのを夫のせいにしなかったように書いてありましたが、心の中はがっかりと怒りが一杯でした。「あなたのせいで」と心は叫んでいました。あのとき、娘が「はずかしいから帰りたくない。」と言ったのは、私の「気持ち」そのものでした。その「気持ち」を夫は私の気持ち、家族の気持ちとして聴くことができました。もし、攻撃していたら、「ボクだって仕事していたんだ!」と反撃したと思います。攻撃は非生産的。「気持ち」を伝え、共感するとき希望が生まれます。解決するかどうかよりも共感できたかが、本当はお互いに大事なことなのです。

 特に男性は「気持ち」「感情」を伝えるのが苦手です。「ものごと」優先なので、例えば外出先で「もうかえろうよ。」と言う妻に「じゃ、先にかえっておいて。」と言います。もし、「、疲れたし、家でゆっくりあなたとお茶でも飲んで話がしたい。」と伝えれば答えはきっと違うでしょう。「髪切ってきたのに、あなたは全然気づかないのね。」というのは攻撃。「、気づいてほしいのになぁ。」と共感をもとめては? 「もっと早く帰って。」よりは「遅いと私は心配よ。」や「一緒にすごす時間がもっとほしいな。」がGood。お試しください。

 子どもたちが小さい時けんかばかりして、「やめなさい!」では効かなくなりました。私は「みんなお母さんが産んだ子なのに、そんなにけんかするのは、悲しい! どの子も大事なんだから。」と言い、「同じお母さんにおへそでつながっていたのだから、お母さんのへそパワーで仲良くなりなさぁい!」といって、子ども同士、また親子でお腹をこすりあわせてギャハハーっと笑って仲直りさせていました。これ、今思うと、気持ちを伝え、タッチによるオキシトシン効果もあったようです。

 

そ・れ・で・も奮闘記 (第17回)

 すてきな香港の人々にも出会えたのですが、街の雑踏はまるで別でした。まず、広東語はきつく聞こえる言葉で、怒鳴るように言わないと通じません。街角ではすごい剣幕で怒鳴り合っている人をよく見かけました。ちょっと注意するのも怒鳴るし、きれいなお店の店員さんも、「売ってやるよ。」と言われているのかと思うほど、丁寧さは感じません。ミニバスが安くてどこでも降りられるれるので便利ですが、「ニィド、ヤオロッ、ムゴーィ!」(ここで降ります。)と、まるで大声でバラエティのタレントさんが言うように、抑揚を大げさにつけて叫びます。これができないと、どんどん停留所を通過してどこまでも連れて行かれます。「どこまで行くの?」ときいてくれるような親切はまず期待できません。ミニバスの運転は乱暴で、客が転ぼうが、子どもが椅子で顔をぶつけようが、お構いなし、「おまえがわるいのさ。」です。

 タクシーは、たくさんいますが、どこでも争奪戦です。手を挙げて止まってくれたと思って、もちろん、自分でドアを開けて乗りますが、行き先を告げようとすると、もう、運転席の隣に別の客がちゃっかり乗り込んでいて、先に行き先を言っている、こんなことはザラでした。たぶん、人口密度が高いせいか、待っていたり譲ったりすれば目的が達せないという感覚。自動販売機でジュースを買おうとして、コインあと1個を財布の中でさがしていると、後ろから来た人がさっとコインを入れるので、なんと親切、と思ったら、チャッと自分の欲しいもののボタンを押して取り出し、残りのコインを入れて、これでいいだろ、と去って行く。子どもと私は目をパチクリして口をあけたままでした。

 当時はまだ治安も悪く、「〇〇ストリートを日本人妻たちのグループが歩いていたら、一番後ろに居た人がいつの間にか居なくなり、二,三日後ボロボロにされて帰ってきた。」と、真偽不明の話を聞きました。一人で歩く時は、できるだけ地元民らしく見えるように心がけました。~つづく~ 

 

下は、やはり台湾の教会です。カトリック教会はたいていマリア様ヨセフ様の像も置かれています。

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17 きく 心を込めて

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教会のクリスマスに、たくさんの子どもたちが参加。みんなの笑顔に幼稚園児も打ち解け 「あめのみつかいの」 を合奏して歌いました。

 自粛生活もあと少しの辛抱。本当にがんばりましたね。

 「すこやかなひきこもり」に必要なものは、家族の役割分担と対話であると最初にお伝えしました。今日は「対話」で一番重要な「聴くこと」についてお話ししましょう。

 不安や怒りが強いとき、人は「不安だ」とか「怒りががまんできない」とはなかなか言えないものです。赤ちゃんなら、間髪を入れずギャァとかブーウウウと大げさに騒ぎますが、少し成長した子は、陰でシクシク泣いていたり、すごくわがままを言ってみたり、突然黙ってしまったり…と表現が複雑で、その子によってさまざまです。こんな時、お母さん又はお父さんはおちついて、「心を込めて聴く」ことに専念してください。

 「何か困ったことあるよね。ちゃんと聴くから教えて。」と子どもを膝に乗せるか安心できるように肩や背中に手を乗せて、しばらく待ってあげてください。兄弟げんかをした時でも、なんとか両方の子どもにこの時間をとってあげて欲しいです。待つことは難しいですが、黙って待ってください。あれこれ質問は禁物。せかせるのもダメです。その子の心の準備ができることが大切なのです。聴く方は待つのです。出てきた一つ一つの子どもの言葉に心を傾けて、「そうだったのね。」としっかり受け止めてください。頷いたり、聴いたことばを繰り返してあげるのはOK。でも「それはね...」とさえぎって母の答えやアドバイスをするのはまだ早いです。

 こういうときに、子どもが求めているのは答えではありません。教えでもありません。「共感」だけ。お母さん、お父さんが「わかってくれた!」それだけでいいのです。「そうか、悲しかったねぇ。話してくれてありがとう。」と言ってしばらくぎゅっと抱きしめてあげると、「きゃっ、もういいよ。」と言って立ち上がると思います。こうして立ち上がる子どもは、何度も共感され、癒やされ、立ち上がることによって情緒の安定した子になるでしょう。その子の「答え」は、自分で見つけるほうがいいのです。自分のものになるからです。どうぞ、心込めて聴いてあげてください。

 

 そ・れ・で・も奮闘記 (第16回)

 日本人のセレブ嗜好の奥さまがたとの付き合いは苦手な私でしたが、何でも話し合えるお友達もたくさんできました。近くの集落の中にある市場に一緒に行って、広東語で値段の交渉をして野菜を買うのも楽しい体験でした。水牛の首がそこらに置いてあったり、ニワトリやチャボは生きているのを選んでそこで羽根をむしってもらって買っていく店の前は、大急ぎで通り過ぎましたが、あまり客の入っていない酒家(レストラン)の料理は、格別おいしいもので驚きました。ここの人々もまず、親切でした。

 香港の人で、親しくさせていただいた人々もいます。隣のフラットのご自宅で、美しい英語を使って中華料理を教えてくださった夫人。北京ダックも目の前で作ってくださいました。東京のヤマハで習っていたピアノ専門コースを香港でも継続していた長男と、ほとんど練習をしない次男が、ピアノの個人レッスンをしてくださった Ms. Lau。お二人ともやさしく物腰がスマートで、おうちの調度品もシックでおしゃれでした。子どもたち3人を連れて別荘地のようなラウ先生のお宅に通わせていただくのは毎週すてきな時間でした。

 アグネス・チャンさんのお姉様、ヘレン・チャンさんとも親しくお話しする機会がありました。日本語がおできになるので、日本人が予防接種を受けたり診察してもらいにいくのが、チャン診療所でした。次男が日本人学校に入学したのを機に、4歳の娘はできたばかりのオイスカ日本語幼稚園に転入し、私はPTAの役員を頼まれました。そのときにはじめての講演会を開くことになり、香港と日本の医療と子育てについてヘレン・チャンに話していただこうということで、彼女との交渉、シティーホールの会議室の予約などを全部一人でやったと記憶していますが、ヘレンさんはとてもすてきなご婦人でした。アグネスさんは、たぶんお姉様も、香港のメリノール(その頃ももうメリーマウントになっていましたが)学院の出身です。

 他にも、教会の友人は香港人、フィリピン、韓国人、アメリカ人など、信仰や心の話題でも話し合ったり、一緒に歌ったり踊ったり活動をともにして深く親しく関わりました。「共感できる」ということが、人に安心、信頼を与えるのですね。どこにいても、人は「共感されること」を求めているものです。~つづく~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16 えいごのおみくじ

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 幼稚園ではカトリックなのに「おみくじ」があります。給食が終わった子が「おみくじやってもいいですか?」と、待ちきれないといわんばかりにはじめ、数人で輪になって遊びます。これは英語の質問をして答える、園長オリジナル、製作費ゼロの遊びです。おうちでもこれを置いておけば、「さぁ、英語を話すよ。」と構えなくても家族で質問・答えを自然に口に出して言えるようになります。拡大すると次の写真です。

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 材料は、食べきったポテトチップスの筒と、中に入れるおみくじ用のストロー6本だけ。ストローにはマジックインクでA B C…と一本に一文字書きます。筒の外にはA~Fまでの質問を書いた紙を貼ります。そして、蓋にちょうど1本のストローが出てくるくらいの穴をカッターで開けます。

 写真の一番左のは、ゆり組に置いてあるもので、質問の英語文と、答えに困らないように例となりそうな答えの写真が付けてあります。右から2番目の筒と質問は全く同じですが、右のはすみれ組用なので、自分で考えて答えます。

 その質問とは A. What fruit do you like?   B. What color do you like? C. What food~ D. What animal~ E. What flower~  F. What vegetable~  と好きなものを尋ねる文です。答えとなる単語はだいたい英語のレッスンで習っているので、ぜひ日常で使って欲しいわけです。そしてほんとうに毎日英語を使うようになりました。

 昨年、ばら組さんは英語が特別大好きで「おみくじ」に夢中。それで、園長は次々とあたらしい「おみくじ」を考えました。黄色のおみくじは Do you have~? と兄弟やペットを尋ねます。赤い筒は Can you swim?  Can you fly?  Can you count to ten?  などの5文です。ちいさい茶筒で作ったのは、How を使って、お天気や数を尋ねる5文。もし、同じ質問文で作りたいと思う方は、データを送って差し上げますので、メールでお知らせください。アルファベットも覚えさせたいのでA~Fのおみくじにしましたが、次の筒はG~Lとか、増やしてもいいですね。

 カラカラっと子どもが筒を振って、出てきたストローの文字と同じ質問を、お母さんが読んであげてください。答えられたら、同じ質問を今度は子どもがお母さんに聞きます。両方が答えたら、握手して Thank you! にこっ!です。ぜひお試しください。

下の写真はDays of the week  今日は青虫くんをFRIDAY に置かないと子どもたちに指摘されますね。

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そ・れ・で・も奮闘記(第15回)

 香港での子育ての苦労もお話しします。 「せっかくの海外生活なんだから」と、わたしたち家族は現地の人々や外国から来ている人々との出会いを楽しもうとしました。近くで英語のミサのある教会に行ってたくさんの友だちができました。子どもたちも自然に溶け込んでのびのびしていました。下の二人の子ども(4歳、2歳)はWoodland Playschool というイギリス系の幼稚園に入ると、どのようにしたのか分かりませんが、すぐにイギリス人やらインド人の友だちを作って家に帰ってからも一緒に遊んだりしていました。他方、小学生になっていた長男は日本人学校という「しばり」が結構たいへんでした。

 子どもは、父親の立場によって見えないランク付けをされていました。「○○くんね、~銀行の支店長さんちの。」と、クラスの子全員の背景が筒抜けなわけです。私の夫の香港支店もかなり大きかったので、奥様だけのお茶会が毎月高級ホテルなどで開かれ20数名が集まりました。その時は上司の奥様よりも高い服を着ないように(私はその心配はなかった!)、バッグも靴も同じものにならないように、など、くだらない気を使うのです。学校の参観日も推して知るべしです。エリート意識高すぎるのでしょう。今はこんな事はもうないと思います。

 事件が起こりました。バギオというその地区にはフラット(マンション)が8棟くらいあり、日本人家族が数十組はいたと思います。海が見える静かな場所で、フラットに囲まれた真ん中はプール、公園とテニスコート数面があり、山側にあるわたしたちのフラットは20階建てで、2階は駐車場、地上階がPark 'n Shop というスーパーでした。香港の子どもはほとんど外では遊びませんから、アスファルトを敷き詰めて遊具もないその公園やプールで遊ぶのは欧米人か日本人です。日本人の小学生の「悪ガキ」たちは、お母さんたちがどこかの家で「お茶」をして、手に入れたブランドものの食器を自慢している間に、スーパーに「遊びに」行くことを覚えたらしいのです。「〇〇くんが、ジュースの値札を付け替えていた」など、悪質ないたずらをしていると長男(2年生)から聞いてある日そっと見に行くと、やはり万引きまがいのことをしている子どもたちがいました。しかも、リーダーとなっているのは4年生の、夫の上司の息子だ! そばに居たうちの子も一緒に、私は全員を店の外に連れ出して、きつく叱りました。

 しばらくすると、そこの奥様から怒りの電話がかかってきました。「うちの子は何もしていないのに...」というえらいケンマク。「あなたはうちの主人の部下の妻でしょ。」といわんばかりのただの怒りの爆発でした。こんな人がいるのだ、こんな母親が。夜、帰宅した夫に話すと、「気にしなくていいよ。」と言ってくれたので、ただただ、「あの上司が一日も早く転勤になりますように。」と祈っていました。神様ごめんなさい。~つづく~