いもほり遠足

★ いつも最後にお部屋を出てくるkちゃんが靴を履こうとすると、なぜか片方が砂の上にコロコロと転がっていってしまいました。歩きコースに並んでいたmちゃんがぱっと飛び出して、園庭をすばやく横切り、その靴を拾って、kちゃんに「はいっ。」と渡してあげました。kちゃんはもちろん、「ありがと。」
★ すみれぐみになると、少し親切の質がレベルアップします。Aちゃんはお遊戯室にまだ残っているお友達に、「Mちゃん、Yちゃん、帰るときトイレタオル忘れないでね。」と、自分のタオルを取ったあとで言いに来ていました。「自分のことは自分で。」との先生の指導の意味がよくわかっているのですね。
★ 遠足はあいにくの曇り空、バスの中では動きにくいので、レインコートを園で着て出発。ボタンのできない子、コートに帽子が取り付けてない子などあって、ばらぐみでもてんやわんやです。「せんせい、やって。」とつぎつぎ群がってくる子どもたちの中でrくんが、「じゅんばん、じゅんばん!」と大きな声で言いました。みんな静かに待つことができて助かりました。
★ 遠足のバスが出発すると、ゆりぐみのmちゃんが気づいて、「あっ、せんせい、きょう、おいのりしてなかったよ。」 遠足では目的地に着いてからお祈りですが、すっかり、よい習慣が身についたね。
★ マリア様に「おはようございます。」をしている2、3人のおともだちのところにひらひらと黒アゲハが飛んできてなかなか離れようとしません。とうとうtくんの手のひらにとまったとき、tくんは、なんと落ち着いて親指を曲げ、そっと蝶をはさみました。そのままお部屋まで持って行きみんなで観察しました。