子育てをともに考えるニュースレター

2006年 12月号    て・くむ
   (te cum: ラテン語「あなたとともに」の意)

               愛された子どもは愛することができるおとなになる    
                              海の星カトリック幼稚園 
                        510−0063四日市市十七軒町2-4
                                ℡ 059−354−1726
                          園長  神馬  久美
             http://www.cty-net.ne.jp/~umi-hoshi/ 


12月の聖句神はその独り子をお与えになったほどに世を愛された。
     〔ヨハネによる福音書 3章 16節〕
                                                        
 クリスマスはプレゼントの季節。なぜでしょうか。サンタクロースがプレゼントを配るからと思っている子もいますが、実は神様が私たちのためにイエス様をプレゼントしてくださったからです。「神のみ子がお生まれになった。」と聞いて、遠い東の国から3人の博士たちも明るく輝く星を目印にイエス様を拝みに行きました。にゅうこう乳香(神殿で使うお香。聖なる方、神であることをあらわす)、もつやく没薬(薬、死ぬ者、人であることをあらわす)、黄金(王であることをあらわす)のプレゼントを持って。この世を救う「救い主」をおくると神様が約束されたことを信じて人々は何百年も待っていたのでした。世界中のカトリックキリスト教幼稚園の子どもたちは、この不思議な出来事を「聖劇」または「生誕劇」としてあらわし、毎年プレゼントしています。
 それにしても、ご自分のたったひとりの子を、悪のあふれるこの世にプレゼントしてくださるとは、神様ってどんな方なのでしょう。「救い主」イエスは人をありのまま受け入れ、ゆるしてくださる方。「愛」そのもの。私達もクリスマスに向けて「愛」のプレゼントを奮発してみてはどうでしょう。お子さんを受け入れ誉め、小さなことに感謝して周りの人に微笑みかけてみましょう。


                ♪すてきなようちえん♪

♪                              ♬
★ 「海の星」の子はお手伝い、大好き。じんばもんばの・・・小工事を目ざとく見つけて「なにしてるの?」とまずゆりぐみさんがやって来ます。「ここがへこんでいるとね、ブランコを降りて転んじゃうのよ。」「そうだね、ぼくもてつだう!」と、yくん、mくんが砂を運んできてくれました。すみれのTくんは「にんげん・ろーどろーらーになってみるよ。」と、埋めたところを踏み固めてくれたので、すぐに「工事」は完成しました。
★ ゆりぐみさんが車を降りた時ばらさんがそばに居ると、「いっしょに行ってあげて。」とたのむことがあります。「いいよ。」と、手をつないでマリア様の像の前で並んでおじぎをし、また手を取って、肩を並べてお部屋のほうに歩いて行きます。その姿は、ほんとにかわいくて、「美しい!」と思います。
★ 夏の間私たちを日差しから守ってくれた桜の葉が赤、黄に変身して子どもたちの遊びの道具になりました。大きな葉を拾ってウサギの耳にしたり、冠にしたり・・・。「やきいも、やこう!」と山のように集める子、上に投げて葉っぱのシャワー、ふわふわのじゅうたん。トランプみたいに重ねて持ち帰った子も・・・。
★ お誕生会で「はくしゅをプレゼント」を、すみれぐみのCちゃんは目を閉じて歌っていました。歌が終わると、「せんせい、いま、・・・こころ・を・・・こめてうたってみた!」とそっと教えてくれました。「かみさまのおはなし」で、盲目のヴァイオリニスト川畠成道君の奏でる『アヴェマリア』を聞いて「・・・心・を・・・こめるってどんなことかな?」といっしょに考えた数日後のことでした。                   


                                
The biblical phrase of this month— God loved the world
so much that he gave his only Son. (John 3:16)

Christmas is a season of giving gifts. It is because God gave
us the greatest gift, Jesus Christ. Three wise men also gave
their gifts, frankincense, myrrh, and gold to Baby Jesus.
Children in all Catholic/Christian kindergartens in the world
perform Christmas plays or pageants as their gift every
year.
Why did God ever think of giving this wicked world his only
Son. The savior is love in itself to accept you as you are
and forgive you. Why not give gifts of love as often as
possible in this advent: listen to your children, forgive
them, give thanks to others for any small things and smile?

♪Sutekina Yochien♪

★ Our children watch me so well that y-chan and
m-chan rushed to ask what I was doing with a big scoop.
I explained that we don’t want anyone to fall down on
the gaps under the swings. “ Got it! I’ll help,”
they said and filled them. As T-kun decided to be
a “road roller,” our “minor construction was soon
completed.
★ It is such a beautiful sight when the older child,
takes a Yuri-gumi child’s hand, bow to the statue of
St. Mary together and walk to their room together.
★ Colored leaves of the big cherry trees were the
best toys. Here are the things they made: long ears of
rabbits, crowns, fireplaces to make yakiimo, shower,
thick and soft carpets, cards and so on.

☆ Thank you for your participation, comments, and
encouragement on our Sakuhinten(Arts and Crafts day).
☆ All mothers are invited to the concert on the 20th,
when Omachiman (musician and instructor of children’s
music) will perform for us. Don’t miss it.
☆ Feel free to use “Mom’s bulletin board” near our
entrance for any information of events. No commercial use.
Please take off your note after 2 weeks.

おめでとう!!          おめでとう!!
くりすます。           いえすさまのごたんじょう。

♪諏訪交流館には子どもたちのぬりえのオーナメントが飾られています。プレゼントの引き換えは2月までいつでもできますので、ぜひ足をはこんでみてください。

モンレアル神父様がデパートの広告に!?
 そうです。中部近鉄百貨店では、1階エスカレーター横にクリスマス「ウィシュツリー」を作り、オーナメントに願い事を書いて飾り付けるというイベントを開催中。参加費200円は全額カトリックのチャリティ団体カリタスジャパンに寄付、「願い事」は当教会のクリスマスのミサで祝福されることになり、神父様の写真が掲載されたのです。

♪  すみれぐみは、毎朝二人ずつお聖堂に行き、お祈りをしています。聖ヨセフ・カラサンスが伝えられた「たゆまない祈り」として、「主の祈り」と「聖母マリアへの祈り」をとなえますが、そのとき、だれのためにお祈りをしたいのかを考えて、心をこめて祈ることができるようにしています。「おとうさんと、おかあさんのために。」「みんながなかよくできますように。」「(急に転園が決まった)あっちゃんのために。」などと教えてくれます。お祈りの後で、赤ちゃんイエス様のベッドになる「かいばおけ」に新しい藁(わら)を入れます。
毎年、イエス様のご誕生を共同制作の絵にしてきました。今年は、立体的なあるものに挑戦しています。お楽しみに。


♪聖劇でも、礼拝でも歌うみんなの大好きなクリスマスの聖歌です。歌詞と意味を味わってください。

Joy To The World(もろびとこぞりて

Joy to the world! the Lord is come:
Let earth receive her King;
Let every heart prepare Him room,
And heaven and nature sing,
And heaven and nature sing,
And heaven, and heaven and nature sing.

諸人こぞりて むかえまつれ、
        久しく待ちにし 主は来ませり
        主は来ませり、主は、主は来ませり。

(わかりやすくするとこんな意味です。)
主(救い主)が来られた、全世界よ喜べ!
私たちのほんとうの王を、全世界よ、受けよ。
すべての人よ、心を備えて主を迎えよう。
天も地も声たからかに、喜び歌え。喜び歌え。


♪オマチマンがやってきたクリスマス
オマチマン 小町正(おまちただし)氏を紹介します。

1954年生まれ、宇崎竜童率いるダウンタウンブギウギバンドで音楽活動をスタート。声優のTAROKO(ちびまるこちゃん)とともに活動。その後サラリーマン生活(幼児童英会話、保育ルーム、ベビーシッター派遣業など)を経てみんなのバンド「トラや帽子店」のマネージャーとなる。解散後は2003年より「オマチマン」として独立。以降、中国、ソロモン諸島パラオ共和国、そして国内各地で幼児・児童・小学生へのコンサート、教育関係者へのセミナー、中高年向けフォークソングライブ、キャンプなど意欲的に活動している。 全国、そして世界中を飛び回るオマチマンに会えるチャンス、見逃せません!