12 たべる 抵抗力

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昨年のふれあい参観の写真です。お父さん、がんばってくださいました。

 新型コロナウィルスに効くとかいう情報があって、納豆をたくさん食べる人が多くなったようですね。ヨーグルトやチーズも納豆と同じ発酵食品です。腸内の環境を整えて、悪玉菌を減少させる効果が期待されますが、だからと言って大量に食べればよいという物でもありません。どこかの国で、コロナにはキムチが良いと聞いて1.5キロも一度に食べて病院に運ばれた人がいました。

 要は、バランスの取れた食事をすることで、人は抵抗力がつくと覚えましょう。ふだん、子ども向けのメニューが多い家庭では、旬の食材、例えば今なら山菜のゼンマイやフキなど、またキノコや海藻類をほんの少し加えてはどうでしょう。ナッツ類も炒め物やサラダに少し混ぜるとおいしいし、すりつぶしたら使いやすいです。だいたい、匂いのきついものやあくが強いもの、粘りのあるものは、子どもは苦手だろうと思いこんでいますが、栄養や消化、解毒にも良い効果が認められていますね。山芋や長芋もレジスタンス・プロテインといって、成人病予防によいと注目されています。

 食品棚や冷蔵庫に残っているゴマや乾燥ワカメ、粉チーズなどをちょっと食材に加えてみてください。我が家では、サラダを毎日食べますが、ドレッシングは買いません。バルサミコ酢に粉末のナッツ類とオリーブオイルをちゃちゃっとかけたり、おろしタマネギ、生姜、ニンニクなどをベースに醤油か酢・レモンとオリーブオイルで作ります。

 メールで、「献立が考えられなくなって、給食のメニュー表(小学校)を見て作っています。」と知らせてくださったお母さんがあります。小さい子が食べられるように豚キムチにもやしなど加える工夫をして好評だったそうです。ぜひ、柔軟に、子どものアイデアを取り入れて工夫してみてくださいね。食材で「対話」してみてください。

 

そ・れ・で・も奮闘記 (第11回)

 「フェリーはないぞ!」と夫が帰ってきました。不定期に運行されているらしいのです。次、いつ出るかは、わからない、ということ。「来週は出るだろう。」ぐらいのおおらかさなのです。(先日「ティオマン島観光」で検索してみたのですが、やはりフェリーについては、「一応時間表はあるが運行しない場合が多いので、要チェック」とありました。)帰れるの、わたしたち? もし帰国が遅くなるなら、電話ってあるの? 通じるわけないか。もう、祈るしかない。ここにわたしたちが居ることを知っている人は…そう、Mr. Mah だけしかいないでしょ。彼にさえ連絡はつかない。急に世界中から見放されたような気分です。神様、助けてください。わたしたち、ここです。

 「ねぇ、ナシゴレン以外のものってないの?」「そうそう、ほかのものが食べたいよ。」「なんでもいいから。ナシゴレンはもういらない。」子どもたちが3人で抗議の声をあげました。そうだね。わかるよ! いろいろな人に聞きまわって、次に得た情報は、「ホテルが1軒だけある。ボートで行けるらしい。」というものでした。島には小さな空港もあるのですが、(便は十数年前廃止されたそうです。)その近くの海岸沿いにホテルがあるとのこと。「いくぞ! 大丈夫。豪華な食事をしよう。」と、夫はなんとかボートをチャーターしてきました。あたりはすっかり暗くなっていたので、どこをどう通ったのかわからないけど、それらしい明かりが見えてきました。~つづく~

 

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