2 Thank you をつかおう

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 このいきいきした顔。みんな英語が大好き。金曜日は朝から「今日えいご?」と聞いてくれたり、「今日はFriday オレンジの日だよ。」とウキウキ。各クラスの黒板の上にはらぺこあおむしの一週間があり金曜日はオレンジを食べるのです。

 トトロンルームでも英語の歌をたくさん楽しみました。年中ばら組は Old McDonald Had A Farm の動物の声を含めた難しい歌をすぐに覚えるまで上達しています。年長すみれ組は英語のレッスンはもちろん、1年間、週3回程Fr. Victor の5分間英語を続けてきたし、とにかく1回覚えたら毎日その英語を使って話しています。

 おうちでも使いましょう。教えると思わず、使って下さい。

 恥ずかしがらないこと。発音は皆違っていい。

まず、Thank you.  You're welcome. を使いましょう。おてつだい隊が何かやってくれたら、「ありがとう」に加えてThank you, 〇〇chan. と名前をつけます。これで、「使う英語」になった! 

 何度も繰り返して使っていると、きっとYou're welcome! が返ってきます。そうなったら、今度はものを渡すときや食事を出すとき、Here you are. とか This is for you. を使います。きっと Thank you. が返ってきます。そしたら You're welcome. と、にっこりスマイルを返してあげてね。ここまではぜひ、年少のゆり組さんも続けてみてください。

 こんな楽しい会話ができると、大きい園児はきっと幼稚園で使っていたほかのフレーズを思い出して、子どもたちの口から英語が出てくると思います。Let's go.  とか May I ~?  お茶が欲しいとき、(May I have) tea, please?  など。たべものの名前もたくさん知っていますよ。What fruit(animal, flower, food...) do you like? I like apples. も言えます。

 子どもがもし、「これ英語でなんていうの?」と聞いたらしめたもの。どんどん一緒に言ってみましょう。何度も聞く子なら How do you say .... in English? を使わせて答えてあげましょう。「なんていうのかな?」と調べるところも見せてください。おかあさんも一緒なんだ、と思うと、やる気がでるのです。英語、使いたいのです!

 「おうちでも英語使っていいの? やったー!」のはずです。

 

そ・れ・で・も・奮闘記 (第1回)

 いわゆる海外駐在を命ぜられた夫とともに、香港に3年ほど住んでいたときのことです。当時でも日本人は多く、香港日本人小学校の児童は1500人ほど。日本人の妻たちが集まって毛皮や宝石を買いに行ったり、パーティに誘い合ったり、はたまたあることないこと噂話で盛り上がったりするのが、私は苦手でした。それでも、楽しみがありました。香港から他の東南アジアのリゾート地への航空券やパック旅行が格安で、しかも近いのです。

 その年は、楽園コタキナバルというところに行くことになり、美しい海でちょっと贅沢な気分を味わおうと、私はボタニカル調のつなぎのアウトフィット、つばの広い女優さんが被るような帽子を準備。娘5歳にもお揃いの柄のワンピース、夫にもよく似たアロハシャツ…と意気込みました。夫もまた「海にみんなでもぐるぞ!」とスキューバダイビングの準備を家族5人分買い込んで準備万端です。でも、その朝、「午後の便だからちょっと仕事を片づけてから合流しよう。下のテラス(今でいうおしゃれなカフェ)で待ってて。」と夫が言いました。「下」とは、夫のオフィスは中心街の金ピカのビルの48階にあったからなのです。そのとき、なんだかいや~な予感が確かにしました。

 9歳、7歳の息子と娘と私で軽食を済ませ、約束の時間がきましたが、夫の姿は見えません。「もしかして…」緊張しながらオフィスに電話する私。…当時は携帯がなかった。

「アッ、しまった。ごめん。」と夫の声。今そこ? 地上まで降りて来るのに何分かかるの? 眉間にしわの寄った私の顔を見て子どもたちもことの深刻さに気付いたようで、とても静かでした。それでも、「まぁ、間に合うよ。」という夫の言葉を信じてタクシーのりばに皆でゴロゴロと荷物を引きずっていきました。   ~つづく~

 

下の写真は4月9日のゆり組さんです。みんな、幼稚園をわすれないでね~。

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